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増村 義典

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written by 増村 義典 on 2007.11.29 at 08:51 PM

とある友人を『今日暇だから昼飯でも行こう』と誘ったところ『今日はおまけ付きだぜ』といかにも異様な雰囲気を醸し出すヒゲのおにぃやんを連れてきた。 『増村と絶対話合うと思ったんよ!』 こいつの目は珍しくマジだ。   話しているうちに実に興味深い話題になった。   『人として生まれた意味』   彼は今でこそ日本で仕事をしているが若くて元気だったころボランティアで外国に何年もいたらしい。

『少年法やら義務教育やらで世の中に甘えまくってたら親がいつの間に痩せこけてる事に気付かなかったんだよ。』

『だからボランティアで海外に?』
『いや、ただ単に親に生んでもらったこの人生の意味を確認するために。誰かの為になんて気はさらさらなかったんよ。』
 
久々に真っ直ぐな人間を見た。社会的なリスクを省みない心のままに突き進む最高の魂をもったバカを見た。かっこよかった。

『今俺も夢があるんよ。誰にも譲れない最高に熱い夢。夢はある?』

『それに負けないくらい熱い夢あるよ。橋を渡りきる夢。』

『橋?』

『人間は生まれた時に初めて橋を渡り初めんじゃん。それは国や人種や宗教関係なくみんなそう。ただどんな橋で向こう岸に繋がってるかわからん訳よ。日本に生まれてればわりかし立派な橋が掛けられてんよ。その歩きやすさが当たり前って思ってる日本人がほとんど。
それでいいんだけどさ。ただそのありがたさと意味を噛みしめて一歩を踏んで行く必要があると思うんよ。世界には橋が途中までしかないってわかってて歩き始める人もいる世の中だぜ。この時代でさえ。』
 
なにも言葉が出なかった。で、この質問を最後にしようと思った。
 
『あんたにとっての向こう岸ってなにかきいていいかい?』
 
『死ぬ事だよ。ただ暗く考える事じゃない。しっかり歩みきった結果の向こう岸なら。家族を幸せにする。仕事仲間や遊び仲間を幸せにする。幸せや欲を言えば富や名声も。その付加価値を着けて棺桶にいれる。ただ、一番は、自分の子供も嫁が世界で一番幸せな人間になる事。その為に生きてくのが俺に掛けられた橋。んで親が俺にくれた最高の人生。』 
俺自信が語る《夢》とはまた一つ形の違う夢だったが一つだけ言えるのは俺の《夢》より果てしなくでかくてしっかりしてた。
むちゃくちゃトリハダがたった。
最高に飯が進まなかった。
友人はそんな俺を見て笑ってた。

今俺が歩いてるこの橋はどんな橋なのか…? 
自問自答。この人生の意味を…。
 
リスペクトFORひげのにぃちゃん。


MASS


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